戸建リノベーション O様邸 @ 座間 Vol.2
@ 座間 / 現場レポート
日々寒さが深まる中、
こちら前回の解体中レポートから引き続き、座間市内の木造在来工法の戸建リノベーション・O様邸の施工もどんどん進められております。
本日も再び、現時点までの進捗状況をお届けします。
解体前のキッチンもシンクからユニット全てが撤去され、シンク上の棚も取り払われました。
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■ 大きく内部の様子が変わっていきます
タイトル画像にもなっているこちらのクロゼットは、
柱のみを残して後ろの部屋まで壁を解体し、大きく間口が開きました。
なんと、こちらにも“筋交い”が…
この場所は今後の施工でデザイン的にも構造的にも大きく表情が変わる部分となります。
次回にはこちらにどんな変化が見られるか、とても楽しみです。
こちらの邸宅は半三階建ての建物なのですが、
三階部分にあたる少し天井の低い屋根裏部屋は床が抜かれ、このように二階部より吹き抜けのような状態に…
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この吹き抜けの天井がどのように変わるのかが今後の見所です。
■ むき出しの梁から見えてくるもの
吹き抜けた天井の梁の上部には『火打(ひうち)』と呼ばれる斜めに留まった金具が見えてきました。
床構面の隅角部にかかる圧縮・引張に対抗するために取り付けられている補強のためのものです。
上から見てみるとこのように取り付けられているのがわかります。
ここで今回もまた、建築用語TIPSを少し…
【火打梁(ひうちはり)・ 火打金物(ひうちかなもの)】
土台や桁など,直交する水平部材を補強するための斜材で、
昔は『火打梁』と呼ばれ、木製の構造材(部材)でしたが
近年は既製品としてサイズなども幅広く対応しているこうした金属製のものが主流となっており、
《火打金物》と呼ばれ、様々な木造建築現場で使用されています。
(参考文献 : コトバンクより)
ここから少しずつ、下地処理が行われ内装の施工が進められていきます。
建物内部の構造一つ一つが可視化される機会はそう滅多にあることではないので
一軒を支えているそれぞれの部材も改めて知ることのできる貴重な現場レポート。
いかがでしたか?
次回のリノベ現場レポートもお楽しみに!